高齢及び健康不安のため、通訳・翻訳会社(売上:約10億円)を、専門サービスの取得を目指す人材派遣会社へ売却。
売り手企業
事業内容 | 通訳・翻訳会社 |
---|---|
売上 | 約10億円 |
売却理由 | 後継者不在 |
買い手企業
事業内容 | 人材派遣会社 (上場企業) |
---|---|
売上 | 約2,000億円 |
買収目的 | 商品・サービスの拡充 |
スキーム | 株式譲渡 |
---|---|
概要 | 売却対象会社である通訳・翻訳会社は、同業界で長年の実績とブランドを有する中堅企業だったが、創業社長が高齢となり、また健康面での不安もあったため、会社売却による事業承継を決断した。 買い手企業である人材派遣会社は、より専門化した高度な人材サービスの提供を目指しており、M&Aによる専門サービス事業の獲得に積極的であった。 同社は、売却対象企業の通訳・翻訳業をグループ内に取り込むことで、外国語人材の充実とグループ人員のスキルアップの達成が可能と判断し、買収を決断した。 売り手社長は、売却成立後すぐに引退。 引退前は確保できなかった療養の時間を十分とることができ、健康的なセカンドライフを送っている。 【通訳・翻訳会社の最新M&A動向】 後継者難に悩む通訳・翻訳会社や自動翻訳への取り組みが遅れた中小の翻訳会社がIT技術で先行している大手翻訳会社の傘下に入るケースが増えてきています。一方、専門性が高い製薬、金融、特許分野において優良顧客を持つ中小翻訳会社について、大手翻訳会社を中心として買収ニーズが非常に強い状況です。 現時点においては、買い手側の買収ニーズが強く、売り手市場となっていますが、今後のAI翻訳技術の進歩により業界構造が急変する可能性はありますので、注意が必要です。 インテグループでは、通訳・翻訳会社のM&Aに豊富な実績を有しておりますので、通訳・翻訳会社のご売却をご検討中の経営者様は是非ご相談ください。 参考:通訳・翻訳会社のM&A・売却・事業譲渡 |