ノンコア子会社の旅行代理店(売上:約10億円)を、サービス拡充を目指す上場コンサルティング会社に売却。
売り手企業
事業内容 | 旅行代理店 (会議施設手配に特化) |
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売上 | 約10億円 |
売却理由 | ノンコア事業・子会社の売却 / 会社の成長・発展 |
買い手企業
事業内容 | コンサルティング (上場企業) |
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売上 | 約100億円 |
買収目的 | 商品・サービスの拡充 |
スキーム | 株式譲渡 |
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概要 | 対象会社は、企業の会議、研修、展示会等の施設を専門に手配する旅行代理店であったが、親会社とのシナジーがそれほどなく、また独立系の会社として運営された方が事業の発展性があるとの判断になり、親会社よりノンコア子会社と位置づけられ、早期に売却したいとのことで弊社に相談があった。 弊社より数十社の買い手候補企業を提案し、親会社、対象会社社長と相談したところ、その中で最もシナジーが大きいと思われる1社にまずは打診することとした。 買い手は東証一部上場のコンサルティング会社で、コンサルティングや研修を提供する会社で、ソフト(コンテンツ、ノウハウ)は持っているが、ハード(施設)を提供する機能がなかった。 しかし、対象会社の業務を取り込めば、ソフトとハードをワンストップで顧客に提供できるようになるため、確実にシナジーが出ることを買い手に説明したところ、当初より強い興味を示した。そして、2ヶ月程度のデューデリジェンスと条件交渉を経て、M&Aが成立した。 通常は、複数の買い手候補と同時に交渉を進めることが多いが、本件は敢えて1社のみにターゲットを絞って交渉し成約したケースである。 【旅行業界の最新M&A動向】 2020年以降の新型コロナウィルス感染拡大により、インバウンドの旅行需要が消失するとともに、国内の旅行需要も大きく減少し、旅行業界は非常に大きなダメージを受けています。一方、そのような環境下においても、コロナ終息後を見据えて特徴のある旅行会社を買収しようとする動きもあり、旅行業界におけるM&Aも徐々に回復していくと考えられています。 当社は旅行会社のM&Aに豊富な実績を有しておりますので、旅行会社の売却をご検討中の経営者様は是非ご相談ください。 参考:旅行会社・旅行代理店のM&A・売却・事業譲渡 |