民事再生を前提として、プラスチック部品のメーカー(売上:約10億円)を、同業企業が買収。
売り手企業
事業内容 | プラスチック部品の製造・販売 |
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売上 | 約10億円 |
売却理由 | 先行き不安・業績不振 / 後継者不在 |
買い手企業
事業内容 | プラスチック部品の製造・販売 |
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売上 | 約50億円 |
買収目的 | 周辺分野への進出 |
スキーム | 株式譲渡 |
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概要 | 売り手企業は、東北地方でプラスチック部品を製造する会社で、大手顧客を中心に経営を続けていたが、先代社長時代の過大な借入が経営の足かせとなっており、また親族に後継者がいなかったため、第三者への譲渡を希望していた。 買い手は売り手とは事業上で競合はしていないが、同じくプラスチック部品のメーカーでM&Aにより事業拡大を希望していた。 本件買収については借入金を大幅にカットできれば企業再生は可能との判断になり、債権者とも交渉を行ったが、最終的には民事再生を申し立てる前提での株式取得となった。 |