赤字企業の再生を託すため、ネットメディア運営会社(売上:約1億円)を、新規事業の獲得を目指す投資会社に売却。
売り手企業
事業内容 | ネットメディア運営 |
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売上 | 約1億円 |
売却理由 | 先行き不安・業績不振 |
買い手企業
事業内容 | 投資会社(上場企業) |
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売上 | 約500億円 |
買収目的 | 新規事業の獲得 |
スキーム | 株式譲渡+第三者割当増資 |
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概要 | 売却対象会社であるネットメディア運営会社は、特定分野のネット専業メディアとして、一定の知名度を確立していた。 しかし、営業力の欠如等により、広告収入が伸び悩んでおり、赤字の状態が継続していた。 同社社長は、このまま単独での会社継続は困難であると判断し、資金面・営業面でのスポンサーを探していた。 買い手企業である投資会社は、売却対象会社の知名度と潜在的な成長可能性を高く評価し、資金面・人材面でテコ入れを行えば業績改善が見込まれると判断し、買収を決断した。 交渉の結果、既存株式の買い取りと、増資による資金注入という形でM&Aが成立した。 売却対象会社は、実質的な債務超過の状態にあり、買収金額としては低い評価となったが、買い手企業からの増資と営業支援により、事業の発展を目指せるようになった。 【IT企業の最新M&A動向】 IT企業の経営者の高齢化が進む一方で、価値観の多様化に伴い親族内承継が減少傾向にあり、その結果、後継者問題を抱えるIT企業が増えてきています。 このような状況の中で、IT企業を他社に売却することを決断するオーナー経営者様が増えてきています。また、若手の経営者の中でも、自ら創業した会社を更に成長させるために、より大きな会社の傘下に入る決断をする経営者様も少なくありません。 一方、大手・中堅のIT企業においては、買収により技術や優秀なエンジニアを確保しようとする動きが活発化しており、IT企業に対する買収ニーズは非常に強い状況が続いています。 インテグループでは、IT企業のM&Aに豊富な実績を有しておりますので、会社のご売却をご検討中の経営様は是非ご相談ください。 参考:IT企業のM&A・売却・譲渡 |