家族との時間を大切にするため、アーリーリタイア。葬儀会社(売上:約3億円)を、規模拡大を目指す同業大手に売却。
売り手企業
事業内容 | 葬儀会社 |
---|---|
売上 | 約3億円 |
売却理由 | 創業者利益の獲得 |
買い手企業
事業内容 | 葬儀会社 |
---|---|
売上 | 非公開 |
買収目的 | 規模のメリットの追求 |
スキーム | 株式譲渡 |
---|---|
概要 | 売却対象会社である葬儀会社は、長年の実績と高品質サービスにより、地元では高いブランド力を誇っていた。 しかし、同社の社長は、事業の性質上、家族と一緒に過ごす時間がとれないことに悩みを抱えており、その解決手段として、会社売却によるアーリーリタイアという道を希望していた。 買い手企業である同業大手は、かねてから売却対象会社の営業地域への進出を検討していたが、地縁のないエリアへの進出にはハードルも多く、実現には至っていなかった。 同社にとって、同エリアで実績と顧客基盤を有する売却対象会社の買収は、同エリア進出の最良の手段となるため、提案当初から、このM&Aに非常に強い意欲を示した。 両社の希望が合致していたため、交渉は、スムーズに進み、提案から僅か2か月でのスピード成約となった。 売り手社長は、業界大手企業に事業を引き継いでもらえることで、地元での評判を落とすことなく、希望通りのアーリーリタイアを実現することができた。 会社売却後、社長は、生活雑貨のセレクトショップを開業し、家族との時間を最優先に、充実した日々を送っている。 【葬儀業界の最新M&A動向】 葬儀・葬祭業界は、関連サービスも含めると1兆5,000億円を超える巨大産業で、高齢化の進展を背景に、葬儀件数は増加傾向にあり、国内でも数少ない成長分野です。一方、インターネット等による葬儀料金の比較サービスの普及、簡素な葬祭を好む消費者ニーズの変化、新規参入を中心とした格安葬儀サービスの増加等により、平均単価は下落傾向にあり、市場規模自体は横ばいとなっています。 また、市場の大きさから新規参入が活発で競争が激化しており、経営難に陥った互助会が大手・中堅の葬儀会社に吸収されるなど、業界再編が加速しています。 さらに、葬儀会社の経営者の多くが引退の年齢を迎えており、後継者問題・事業承継問題を解決するためのM&Aも増加しています。 インテグループでは、葬儀業界のM&Aに多くの実績を有しておりますので、会社のご売却をご検討中の経営者様は是非ご相談ください。 参考:葬儀会社のM&A・売却・事業譲渡 |