健康不安から40代でアーリーリタイアするため、化学メーカー(売上:約4億円)を、事業領域拡大を目指す人材派遣会社へ売却。
売り手企業
事業内容 | 化学品メーカー |
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売上 | 約4億円 |
売却理由 | 創業者利益の獲得 |
買い手企業
事業内容 | 人材派遣会社(上場企業) |
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売上 | 約200億円 |
買収目的 | 周辺分野への進出 |
スキーム | 株式譲渡 |
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概要 | 売却対象会社である高付加価値化学素材の受託製造会社は、多品種・小ロットの注文にも、迅速に対応する点を強みとしており、大手化学会社や電機メーカー等の取引先からの評価も高かった。 同社の収益性は非常に高く、また、完全無借金で財務的な問題も全くなかったが、同社の創業社長は慢性的な健康問題を抱えており、40代の働き盛りではあるものの社長を引退し、療養に専念したいという希望を持っていた。 買い手企業である人材派遣会社は、人材派遣以外の周辺分野への進出を検討しており、技術系の受託業務も進出検討領域の一つだった。 同社は、売却対象会社の収益性の高さ、工場の好立地、さらには、化学品工場の新設の困難さ等を考慮し、買収による化学品受託製造業への進出を決断した。 このM&Aにより、売り手社長は、十分な創業者利益を得て、療養に専念する時間を確保することができた。 【化学品メーカーのM&Aの現況】 環境問題への配慮から、都心近郊で新たな化学工場を建設することが難しくなっており、生産拠点を確保するために、好立地に工場を持つ中小化学品メーカーを買収するM&A事例が増えています。 また、大手化学品メーカーを中心に、バイオ原料、半導体・液晶向けの電子材料等、より高付加価値のハイテク素材へのシフトが加速しており、このような高付加価値製品について技術・ノウハウ・特許を有する中小企業に対する買収ニーズも高まってきています。 インテグループでは、化学品メーカーのM&Aに実績がありますので、会社の売却を検討中の経営者様は是非ご相談ください。 化学品メーカーのM&A・売却・事業譲渡 |