業務用食品卸の会社(売上:約80億円)の更なる発展と成長を見据え、ファンドが対象会社と同業の上場企業グループへ譲渡
売り手企業
事業内容 | 業務用食品卸 |
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売上 | 約80億円 |
売却理由 | ファンドのエグジット |
買い手企業
事業内容 | 食品卸 |
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売上 | 約3000億円 |
買収目的 | 商品・サービスの拡充 |
スキーム | 株式譲渡 |
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概要 | 対象会社は中部地方で主に給食事業者への食品卸を主業としていて、主要株主はPEファンドであった。 対象会社は、コロナ禍で業績が下降傾向であったこと、近い将来に大きな設備投資をしなくてはならない状況で、シナジーがある買い手企業を探索することとなった。 買い手企業は、対象会社とも取引関係がある地元の上場企業グループで、買収を前向きに検討。 対象会社の強みである給食事業は買い手企業がほとんど手掛けられていないこともあり、また、売却の契機となった設備投資に関しても、買い手企業の設備を使用できれば投資が不要になることも判明し、双方の意向が合致した。 意向表明書の提出から約4カ月でM&Aが成立した。 【卸売業・商社の最新M&A動向】 国内の卸売市場は、人口減少による国内市場の縮小、顧客である小売業界の再編による価格競争力の増大、インターネットによる中抜きの進展等により中長期的には縮小傾向となると考えられています。 このような厳しい環境を打開するべく、規模拡大、有力商材の獲得、川上・川下への進出等のために、M&Aを積極的に活用する卸売業・商社が増えてきています。また、卸売業・商社の経営者の多くが引退の年齢を迎えており、後継者問題・事業承継問題を解決するためのM&Aも増加傾向にあります。 インテグループは卸売業・商社のM&Aに豊富な実績を有しておりますので、会社のご売却をご検討中の経営者様は是非ご相談ください。 参考:卸売業・商社業のM&A・売却・事業譲渡 |