事業の存続・発展を考えて、貸切観光バス会社(売上約1.2億円)を事業領域の拡大を目指す企業へ譲渡
売り手企業
事業内容 | 貸切観光バスの運営 |
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売上 | 約1.2億円 |
売却理由 | 事業の存続及び発展のため |
買い手企業
事業内容 | 旅行業・旅行業者代理業 |
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売上 | 約4億円 |
買収目的 | 事業領域の拡大のため |
スキーム | 株式譲渡 |
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概要 | 対象会社は、貸切観光バス事業を運営する企業で、業績は安定していた。 一方で、思ったような成長軌道は描けておらず、自社の更なる成長・発展を目指し、M&Aを決断した。 売主は、当初より、相乗効果が見込める同業とのM&Aを希望されており、同業者や旅行業者を中心に買手の探索を進めた。 途中、新型コロナウイルスの影響により、株価の調整があったものの、最終的に旅行業を営む企業が買い手候補として手を挙げた。 買い手は、旅行代理業や旅行ツアーの企画に強みをもつ企業であるものの、自社でバスは保有していなかった。 買い手としては、本件を遂行することで、旅行ツアーの企画からバスの手配までを一手に手掛けられるようになるため、相応の相乗効果があると判断し、M&Aを決断した。 新型コロナウイルスの影響があったものの、買手の探索を開始してから、約5か月ほどでの成約となった。 【バス会社の最新M&A動向】 バス会社の経営者の多くが引退の年齢を迎えており、後継者問題・事業承継問題を解決するためのM&Aも増加傾向にあります。 また、バス業界では、規制強化により新規の許可獲得が難しくなっており、また、バス車両メーカーのキャパシティーの制約により、大型車両の納品までに相当時間がかかるという現状があり、上記の許可獲得の困難さと相まって、異業種からの新規参入の方法としては、M&Aが最も効率的な手段となっています。 インテグループはバス会社のM&Aに豊富な実績を有しておりますので、会社の売却をご検討中の経営者様は是非ご相談ください。 参考:バス会社のM&A・売却・事業譲渡 |