後継者不在のため、金属加工業の会社(売上:約1億円)を事業規模及び営業エリアの拡大を目指す同業に譲渡
売り手企業
事業内容 | 金属加工業 |
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売上 | 約1億円 |
売却理由 | 後継者不在 |
買い手企業
事業内容 | 金属加工業 |
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売上 | 約15億円 |
買収目的 | 規模メリットの追求 |
スキーム | 株式譲渡 |
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概要 | 売り手企業は、首都圏で金属加工業を50年以上行う老舗企業。コロナウィルスにより直近の売上は減少傾向にあったものの、過去の利益の蓄積により、財務内容は良好な会社であった。 社長のご子息は、他の企業へ就職をしており会社を引き継ぐ意思はなく、また従業員への承継も検討したが、社長を務められる後継者の育成が進んでいなかったため、M&Aによる譲渡が適切と考え、弊社に相談があった。 買い手は、関西圏の同業の企業であり、営業エリアの拡大のためにM&Aによる買収を検討していた。 売り手企業の従業員は勤続年数が長く、高い技術力とノウハウがあり、買い手がこれまで対応できなかった受注にも対応ができることになることが見込まれ、買い手は当初より本件に強い興味を示した。 複数社に打診を行ったが、最終的に買い手となった企業が、スピーディーに売り手の求める条件を提示したため、打診開始から約1カ月半で独占交渉権を獲得した。 その後、デューデリジェンス、契約交渉、従業員への説明会等でも大きな問題は生じず、打診開始より4カ月で株式譲渡が成立した。 |