後継者不在のため、翻訳会社(売上:約1億円)を規模拡大を目指す同業の上場企業に譲渡
売り手企業
事業内容 | 翻訳 |
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売上 | 約1億円 |
売却理由 | 後継者不在のため |
買い手企業
事業内容 | 翻訳 |
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売上 | 数十億円 |
買収目的 | 規模の拡大 |
スキーム | 株式譲渡 |
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概要 | 対象会社は、技術翻訳をする会社で、大手医薬品会社とのパイプが太く業界でも老舗としての地位を確保していた。しかしながら後継者不在により、会社を永続させるため、弊社にM&Aの相談があった。 同業企業を中心に打診したところ、対象会社は小規模ながら、技術力、顧客ベースが高く評価され、数社が買収を希望した。 最終的に本件の買い手となったのは、近年買収により規模を拡大している同業の上場企業。対象会社が持つ顧客、翻訳者を取り込むことで、さらなる成長が期待できると確信し、最初のトップ面談から、お互いに意気投合し、その後、対象会社のオーナー社長の希望を上回る条件を提示した。 デューデリジェンスでも問題はなく、面談から約1か月半という短い期間で譲渡まで至った。また、対象会社のオーナー社長は引き続き事業に関与することで双方合意し、譲渡が成立した。 【通訳・翻訳会社の最新M&A動向】 後継者難に悩む通訳・翻訳会社や自動翻訳への取り組みが遅れた中小の翻訳会社がIT技術で先行している大手翻訳会社の傘下に入るケースが増えてきています。一方、専門性が高い製薬、金融、特許分野において優良顧客を持つ中小翻訳会社について、大手翻訳会社を中心として買収ニーズが非常に強い状況です。 現時点においては、買い手側の買収ニーズが強く、売り手市場となっていますが、今後のAI翻訳技術の進歩により業界構造が急変する可能性はありますので、注意が必要です。 インテグループでは、通訳・翻訳会社のM&Aに豊富な実績を有しておりますので、通訳・翻訳会社のご売却をご検討中の経営者様は是非ご相談ください。 参考:通訳・翻訳会社のM&A・売却・事業譲渡 |