事業領域の拡大のため、成長加速のための資金ニーズがある食品加工会社(売上:15億円)を買収
売り手企業
事業内容 | 食品関連製品の製造会社 |
---|---|
売上 | 約15億円 |
売却理由 | 成長の加速 |
買い手企業
事業内容 | 食品製造・卸 |
---|---|
売上 | 約500億円 |
買収目的 | 事業領域の拡大 |
スキーム | 株式譲渡 |
---|---|
概要 | 買い手企業は、ある特定食品の製造販売会社として安定した業績を誇る大手食品企業。同社は、国内の食品市場の縮小が見込まれる環境下においてグループ全体の成長を維持するために、食品関連領域においてM&Aにより新規事業に進出することを計画していた。 買い手企業は興味のある買収対象会社のリストを自社内で作成し、個別企業への具体的なアプローチ及び交渉を含めたM&Aプロセス全体のコーディーネーションをインテグループに依頼した。 買い手企業より依頼を受けたインテグループでは、買い手企業がリストアップした約70社に対し売却可否を確認するアプローチを実施し、興味を示した複数社と面談を重ねた。その中で、最も買い手企業の戦略に合致した本件の売り手企業と具体的なM&A交渉に入ることとなった。 売り手企業は、今後の市場拡大が期待される特殊な食品加工製品について希少な技術を有する地方の中小企業。前経営者の過大な設備投資により財務的に厳しい状況にあり、成長市場においてシェアを獲得し成長を加速するための積極的な設備投資ができない状況にあった。 成長市場への新規参入を果たしたい買い手企業と積極投資のための資金的なサポートが欲しい売り手企業のニーズが合致し、資本提携に向けての本格交渉がスタートすることとなった 交渉開始後、譲渡価額の折衝、売り手企業の少数株主の整理、及び前経営者の残した曖昧な契約についての責任の明確化等に時間を要したが、交渉開始から1年超の時間を経て遂に株式譲渡が成立した。 当該M&Aにより、買い手企業は潜在的成長が見込まれる食品関連領域に進出することができ、また、売り手企業は大手優良企業の後ろ盾を得ることで、設備投資、新規営業、採用の面で大きなメリットを得ることができた。 【食品メーカーのM&Aの現況】 国内人口の減少に伴い国内食品市場は減少傾向にあり、中小規模の食品メーカーの経営環境は厳しさを増しており、そのような環境下において大手食品メーカーグループの傘下入りを決断する経営者様が増えてきています。 また、食品加工会社の経営者の多くが引退の年齢を迎えており、後継者問題・事業承継問題を解決するためのM&Aも増加しています。 インテグループでは、食品メーカー・食品加工会社のM&Aに豊富な実績を有しておりますので、会社のご売却をご検討中の経営者様は是非ご相談ください 【参考】食品加工会社・食品メーカーのM&A・売却・事業譲渡 |