「ディール・ファインディング・サービス」の提供を開始
2020年8月
当社は、8月より、買い手企業向けのM&Aサービス「ディール・ファインディング・サービス」の提供を正式に開始いたしました。
本サービスでは、当社は、買い手企業と協同で買収候補となるターゲット企業のリストを作成し、ターゲット企業へのアプローチ・交渉を行い、M&Aの成約・実行までサポートします。
本サービスは、M&Aが成立した場合のみ報酬をいただく完全成功報酬制であり、企業価値向上を目指す企業が、リスクを最小限にしながら、能動的にM&A戦略を立案・実行していくことを可能にします。
■本サービスリリースの背景
①「売り手から始まるM&A」から「買い手から始まるM&A」へ
中小企業のM&Aは後継者問題を解決するための譲渡が多く、ほとんどが売り手から始まります。通常、売り手1社に対し、買い手候補企業が数十社になるため、買い手企業間の競争が非常に激しくなっています。
これにより、仲介会社から譲渡案件を持ち込まれるのを待つ「待ちのM&A」ではM&A成約まで至るのが難しく、買い手が能動的に案件を探しに行く「攻めのM&A」が求められています。
実際に、M&Aによる企業価値向上に積極的な企業は、既に「待ちのM&A」と「攻めのM&A」を併用して、継続的に戦略的買収をおこなっています。
② 既存サービスの問題点
しかし、他の仲介会社の同様のサービスにおいては、着手金や中間金が発生するなど、M&A成立の有無に関わらず、数百万円から数千万円の報酬が発生するため、結果が伴わないことによるトラブルが散見されます。
このような背景を受けて、当社では、おそらく業界で初めて、完全成功報酬制で「攻めのM&A」のサービスを実施することにしました。
■ディール・ファインディング・サービスの内容
本サービスは、買い手企業のM&A戦略を実現するためのサービスで、以下の手順でM&Aの成立まで一貫してサポートいたします。
① ターゲット企業リストの作成
② ターゲット企業へのアプローチ
③ トップ面談
④ M&Aの条件交渉
⑤ M&Aの成約・実行
■レピュテーションリスクへの対応
他社の同様のサービスでは、ターゲット企業へアプローチする際、テレアポ専任の担当者が初期対応をすることが一般的です。しかし、テレアポ担当者は、M&Aに関する知識・経験が少なく、「伝えて良い情報とそうでない情報」の判別がつかないこともあり、また質問を受けた際に適切な対応ができないことで機会損失につながっています。さらに、テレアポ担当者とコンサルタントとの間のコミュニケーションがうまくいかないことが原因で、買い手の名前が安易に流出してしまうケースも多発しています。
結果として、「○○社(買い手)はM&Aでいいかげんな提案をしてくる行儀が悪い会社」というレピュテーションリスクにつながることもあります。
当社では、初期対応から一貫してM&Aコンサルタントが担当し、顧客と密に連絡をとりながら実施することで、顧客のレピュテーションリスクを未然に防止します。
■他社の同様のサービスとの比較※1 「中間金」とは、M&A成立の有無に関わらず、買い手と売り手が基本合意した際に仲介会社に支払う報酬で、通常数百万円あるいは成功報酬の1~2割程度です。
※2 「株価レーマン」とは、株式価格に一定の料率を掛けて成功報酬を計算する方法で、「総資産レーマン」とは株式価格+総負債額に料率を掛けて成功報酬を計算する方法で、後者の成功報酬の方が高くなります。
■インテグループ 代表取締役社長 藤井一郎コメント
「M&A業界において、ターゲット企業のリストアップからM&Aの成約・実行まで、一貫して完全成功報酬で対応するのは、おそらく弊社が国内初と思います。これまで一部の顧客からのご依頼で対応してきましたが、本サービスを完全成功報酬でご提供することは、ニーズが非常に大きいことを実感しております。本サービスは年間60件以上の受託を計画しており、成長を目指す企業の企業価値向上の一助になれるよう努めたいと思います。」
■本件に関する問い合わせ先
インテグループ株式会社
担当:清水 / 松井
Email:dfservice@integroup.co.jp
Tel:03-6206-6980