三井物産、アジア最大手の民間病院グループIHH に約2300億円の追加出資
2018.11.29
三井物産は、アジア最大手の民間病院グループIHH Healthcare Berhad(以下「IHH社」)の株式16%相当を、同社筆頭株主であるマレーシアのKhazanah Nasional Berhadの100%出資持株会社より取得することを発表した。取得対価は日本円で約2,300億円。本件後の三井物産の出資比率は32.9%となり、筆頭株主になる。
IHH社は、シンガポール、マレーシア等9ヶ国で50病院、1万2千床超を運営するアジア最大級の民間病院グループ。アジア広域で幅広く医療・医療関連サービスを提供しており、今後はインド・中国を中心に更なる事業拡大を予定している。
三井物産は2017年5月に公表した中期経営計画において「ヘルスケア」領域を成長分野のひとつに定めているおり、今後、高成長が期待される周辺事業の構築、及びデジタルトランスフォーメーションやイノベーション技術活用により、予防や疾病管理、遠隔医療や個別医療といった新たな事業を創出し、ヘルスケアの更なる発展に貢献するとしている。