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ストック型/フロー型のビジネス

最近成約した案件の一つにビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)の会社があります。

顧客のビジネスのオペレーションの一部を切り出してアウトソーシングで受ける仕事です。

これは、一旦仕事を受けると毎月継続して売上が立ち、顧客が増えるに従って売上が積み上がっていく、いわゆるストック型のビジネスです。

 

ストック型のビジネスは、利益率が低くても売却できる可能性は高いと言えます。

今回お手伝いした会社も、規模も小さく、利益率も高くはなかったですが、いくつかの企業が買収を希望し、比較的短期間の間にM&Aが成立しました。

 

ところで、弊社のようなM&A仲介・アドバイザリーのビジネスは典型的なフロー型のビジネスです。

フロー型のビジネスは、継続収入を得るのではなく、プロジェクトベースで仕事をして売上を立てます。

 

フロー型のビジネスは、ストック型のビジネスに比べると買い手からあまり人気がありません。

しかし、フロー型のビジネスはストック型のビジネスより、利益率が高い場合が多いと思います(中には、今取り組んでいる案件のようにストック型ビジネスで利益率が高い会社もありますが、こういう会社はまれです。)

ストック型ビジネスがより好まれるのは、行動経済学的なバイアスがあると思われます。

 

M&Aするにしても起業するにしても、もっとフロー型ビジネスが好まれてもいいのになあと思います。

個人的な意見ですが、少なくともやって面白いのはフロー型ビジネスだと思います

 

藤井一郎

18/Oct.2013 [Fri] 17:49