グループホームの事業譲渡が成立
先日、お手伝いをさせて頂いていたグループホームの事業譲渡が成立しました。
グループホームは買収ニーズが非常に強い業態である上に、そのグループホーム様はブランド力があり、地域の同業他社よりも高い賃料を維持されていたため、多くの買い手が興味を示すこととなり、最終的に、売り手様にご納得頂ける好条件で事業譲渡を成立させることができました。
グループホームは、新規参入が制限されていることから、開設済みの施設についてはある程度の安定収益が見込まれます。
一方で、人材確保の煩雑さ、ご老人の健康・生命を預かるという事業責任の重さ等により、1~3か所程度の小規模運営に限界を感じるオーナー様が多いのも事実です。
グループホーム事業を事業譲渡することで、創業者として事業の売却益を得つつ、売却後も安定した賃貸収入を得ることが可能となります。
弊社はグループホームの事業譲渡に多くの支援実績があります。
まずは、ご相談だけでも結構ですので、ご興味のあるオーナー様は、是非弊社までお問い合わせください。
グループホームM&Aの相談窓口:籠谷智輝
03/Sep.2014 [Wed] 17:42
各関係者に感謝(MBO案件の成約)
先週、交渉期間9ヶ月間に及んだ案件がようやくクロージング(譲渡が実行され資金決済されること)に至った。(さらにさかのぼると、元々は4年前に対象会社のオーナーと知り合ったところから始まるが。)
最終的には、投資ファンドがSPC(特定目的会社)を設立し、そこにファンド、現社長らが出資し、金融機関からローンをつけて株式を買い取るMBO(経営陣による買収)且つLBO(借入を活用した買収)の形態となった。
弊社では中堅中小企業のM&A支援が多く、通常は1億円~数十億円くらいの譲渡価格の案件が多い。
今回の案件は数百億円規模となったため、弊社では過去最大の案件ということになる。
当初想定より時間はかかったものの、今回最終的にクロージングに至った要因は以下にあると考えられる。
・対象会社の業績(利益率、成長性、無借金)が極めて優良だったこと。
・オーナーの決断力。
・現社長の理解、出資。
・対象会社の実務担当者の能力(迅速な資料の対応)
・同時並行での複数社との交渉。
・投資ファンドの買収意欲の強さ、紳士的な対応。
・金融機関の積極的融資の姿勢(アベノミクスの効果?)
・弁護士(各関係先で総勢15名程度)の休日深夜を問わない対応。
etc.
このうち、一つでも欠けていれば話はまとまらなかったかもしれない。
そういう意味では、本件に関わった各関係者には本当に感謝の言葉しかない。
藤井一郎
10/Jun.2014 [Tue] 17:11
笑顔の譲渡式
先日、あるM&A案件の譲渡式に同席してきました。
この案件は、当初より売り手と買い手の意向が合致しており、とんとん拍子にお話しが進んでいたのですが、最後の局面で、本筋と直接関係のないところで小さなトラブルがありました。
しかし、最後の紆余曲折の中で、売り手と買い手双方が譲渡を成立させるという目標を共有しながら、柔軟に、そして真摯に対応した結果、スムーズに手続きが進んだ場合よりも双方の理解と信頼関係が深まった形で、譲渡の日を迎えることができました。
M&Aの譲渡日の段階では、すでに、双方の幹部や社員との交流も進んでおり、「これから一緒に頑張って行きましょう」と気勢を上げる姿は、この会社の未来の成功を予見させるものでした。
譲渡式は、ビジネスライクなもの、フレンドリーなもの、笑顔が絶えないもの、感涙が流れるものなど、多種多様であり、そのどれもが強く印象に残っています。
今回の譲渡式は、非常に明るく、笑顔に溢れたものになりました。
売り手様、買い手様双方の今後のご活躍を心より祈念しております。
籠谷智輝
12/Dec.2013 [Thu] 17:46
調剤薬局のM&A
先日、調剤薬局のM&A(事業譲渡)が成立しました。
●成約実績:本業に専念するため調剤薬局1店舗を、同地域での出店を狙う同業大手に売却
本件は大変な人気案件となり、複数の候補が手を挙げ、その中で最も条件の良い先に譲渡することとなりました。
現在、薬剤師不足、消費税問題、薬価改定、後継者不足等により、中小規模の調剤薬局を取り巻く環境は激変しています。
岐路に立っていらっしゃる調剤薬局経営者様も多いことでしょう。
弊社では、調剤薬局のM&Aに多くの実績があり、多数の有力な調剤薬局の買い手候補とのネットワークを有しています。
お悩みを抱えていらっしゃる調剤薬局のオーナー様は、是非、弊社のM&A無料相談よりお問合せください。
籠谷智輝
03/Dec.2013 [Tue] 16:18
ストック型/フロー型のビジネス
最近成約した案件の一つにビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)の会社があります。
顧客のビジネスのオペレーションの一部を切り出してアウトソーシングで受ける仕事です。
これは、一旦仕事を受けると毎月継続して売上が立ち、顧客が増えるに従って売上が積み上がっていく、いわゆるストック型のビジネスです。
ストック型のビジネスは、利益率が低くても売却できる可能性は高いと言えます。
今回お手伝いした会社も、規模も小さく、利益率も高くはなかったですが、いくつかの企業が買収を希望し、比較的短期間の間にM&Aが成立しました。
ところで、弊社のようなM&A仲介・アドバイザリーのビジネスは典型的なフロー型のビジネスです。
フロー型のビジネスは、継続収入を得るのではなく、プロジェクトベースで仕事をして売上を立てます。
フロー型のビジネスは、ストック型のビジネスに比べると買い手からあまり人気がありません。
しかし、フロー型のビジネスはストック型のビジネスより、利益率が高い場合が多いと思います(中には、今取り組んでいる案件のようにストック型ビジネスで利益率が高い会社もありますが、こういう会社はまれです。)
ストック型ビジネスがより好まれるのは、行動経済学的なバイアスがあると思われます。
M&Aするにしても起業するにしても、もっとフロー型ビジネスが好まれてもいいのになあと思います。
個人的な意見ですが、少なくともやって面白いのはフロー型ビジネスだと思います
藤井一郎
18/Oct.2013 [Fri] 17:49