電光石火
今週譲渡が成立した案件は、初回のトップ面談からわずか9日目にして最終契約書の調印となった。
売り手側の理由で急ぐ必要があったのだが、その間に、条件交渉、デューデリジェンス、契約書作成等(通常は2-3ヶ月かかる)まさに関係者が電光石火で成し遂げた感じであった。
今後、弊社がM&Aビジネスをやり続けても、永遠にこのスピード記録を抜くことはできないだろう。
藤井一郎
19/Feb.2010 [Fri] 20:40
引っ越ししました
週末に、同じ丸の内で南にワンブロックほど下ったところにある富士ビル1Fに引っ越しました。
今日から新しいオフィスです。
前より広々と使えるので、環境がよくなりました。
オフィス拡張に伴い、より多くのご相談に対応できる態勢を作っていきたいと思います。
藤井一郎
15/Feb.2010 [Mon] 20:36
万感の思い
先週クローズした案件の調印式で、売り手のオーナー社長が最後挨拶されるときに、感極まって涙を流された。
いつも忙しそうにされており、たんたんと交渉されて来た方だったので、声がつまって涙を流された時は正直驚いた。
元々はオーナー社長からリタイヤしたいとのことで売却相談を受け、ほぼ希望通りの条件での譲渡だったため、決して悔し涙ではない。かと言って嬉し涙でもない。
先代社長から会社を引き継ぎ、長年休日も関係なく朝から晩まで働いてこられた、その万感の思いが詰まった涙だった。
M&Aによる事業承継において、最良のご縁を作るという責任感を改めて感じた。
藤井一郎
28/Jan.2010 [Thu] 20:34
新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
昨年一年を振り返ると、一昨年秋のリーマン・ショックから続いた昨年はまさに不況の年でした。
M&Aの世界でも、不景気の影響は避けられず、売却案件は非常に多かったものの、買い手が慎重になり、交渉期間が長引いたり、条件が売り手と合わず、また買収資金の調達ができなかったりで、スムーズに成約に至らないケースが多い年でした。そのような状況の中、同業他社では規模縮小を迫られたところも多かったようです。
しかしながら、弊社としては引き続き年間数百件のご相談を頂き、(様々な制約の下、全てのご相談にお応えすることはできませんでしたが)戦略的且つ粘り強くご対応させて頂き、お陰様で弊社としては過去最高の成約件数、売上を達成することができました。
今年も日本経済は消費低迷が続くと思われ、デフレスパイラル、二番底も懸念されますが、M&Aに関しては、団塊世代のオーナー経営者リタイヤによる事業承継案件も引き続き多いと思われ、また上場企業等でもこの不景気で従来の事業だけでは売上・利益を成長させられないことがはっきりと分かった会社が多く、第二、第三の事業の柱を作るべく、経営資源の再配分によるM&A(買収及び売却)が積極的に検討される年になると思います。
いずれにしても、我々としては、これまで以上に、ご相談に対して真摯に対応し、M&Aを通じて優良企業の存続・発展、経済全体における資源の最適配分に貢献して行きたいと存じます。
今年2月には業容拡大の為、同じ丸の内ですが新しいオフィスに移転することになりました。
本年も何とぞ宜しくお願い申し上げます。
藤井一郎
03/Jan.2010 [Sun] 20:31
トップ面談
12月も後半に突入したが、連日のように基本合意の面談や事前のトップ面談が続いている。
最近のトップ面談の傾向として、非常に内容が濃く、盛り上がることが多い。
景気の先行きが不透明の中でも、M&Aのトップ面談に進もうとする買い手企業は、それだけ案件に対する本気度合いが高いのだろう。
好況時には、少なからず存在した、とりあえず話を聞いてみようという買い手は、圧倒的に減ってきている。
以前、このBlogに、「好況時はM&Aがお手軽に実施されてしまう嫌いがあるが、不況時には、本質的なM&Aのみが残る」と書いた。
その傾向が、M&Aのプロセスレベルでも顕在化しているということだろう。
景気は良いに超したことはない。
が、不況時には本質が浮き彫りになるというのも、また事実である。
籠谷智輝
16/Dec.2009 [Wed] 20:29