各関係者に感謝(MBO案件の成約)
先週、交渉期間9ヶ月間に及んだ案件がようやくクロージング(譲渡が実行され資金決済されること)に至った。(さらにさかのぼると、元々は4年前に対象会社のオーナーと知り合ったところから始まるが。)
最終的には、投資ファンドがSPC(特定目的会社)を設立し、そこにファンド、現社長らが出資し、金融機関からローンをつけて株式を買い取るMBO(経営陣による買収)且つLBO(借入を活用した買収)の形態となった。
弊社では中堅中小企業のM&A支援が多く、通常は1億円~数十億円くらいの譲渡価格の案件が多い。
今回の案件は数百億円規模となったため、弊社では過去最大の案件ということになる。
当初想定より時間はかかったものの、今回最終的にクロージングに至った要因は以下にあると考えられる。
・対象会社の業績(利益率、成長性、無借金)が極めて優良だったこと。
・オーナーの決断力。
・現社長の理解、出資。
・対象会社の実務担当者の能力(迅速な資料の対応)
・同時並行での複数社との交渉。
・投資ファンドの買収意欲の強さ、紳士的な対応。
・金融機関の積極的融資の姿勢(アベノミクスの効果?)
・弁護士(各関係先で総勢15名程度)の休日深夜を問わない対応。
etc.
このうち、一つでも欠けていれば話はまとまらなかったかもしれない。
そういう意味では、本件に関わった各関係者には本当に感謝の言葉しかない。
藤井一郎
10/Jun.2014 [Tue] 17:11